転職サイトの活用法と転職に成功する女性とは

3.企業が女性に求めるもの

 職場で働くという点で、企業が女性に求めるものは、男性と変わりありません。20代であれば「将来性を感じさせるポテンシャル」、30代であれば「即戦力となりうる専門スキル」、40代であれば「組織運営ができるマネジメント力」です。

 ですが実際には、女性ならではのチェックポイントがあります。それは、家庭の事情を仕事に持ち込まないかどうかです。企業サイドに立つと、子どものケガや病気が原因で、遅刻・早退・欠勤が多い社員に、責任をもった仕事を任せるわけにはいきません。そうした社員が一人いると、同じ組織で働くひとたちに余計な負担を強いることになります。

 転職直後に結婚や妊娠の計画があるひとを採用したくないと考えるのは、募集にかけた費用を回収できないことへの不安があるからです。女性がキャリアアップを目指して転職をしたいと考えるなら、企業が採用する人材に求めるニーズを的確に理解し、その意向にそうという覚悟が必要です。

 女性がキャリアアップを目指すなら、20代でキャリアプランを明確にし、転職を果たしておくのがベストでしょう。転職後に会社で実績を出せば、産休や育休をとって復帰しやすい環境をつくれます。自分の都合だけでなく、企業のリスクも理解したうえで、働きやすい会社や職種を探すことも検討しましょう。

4.女性向けの転職サイトを活用しよう

 女性が長く働きやすい職場や仕事を探そうと思うなら、女性向けの転職サイトを活用することをおすすめします。業界や職種、雇用スタイルもさまざまな求人を検索しやすいので、家庭と両立しやすい求人情報を探しやすいというメリットがあります。
 
 一方、家庭を持っても、男性と同じようにキャリアを積んでいきたいと考えているなら、求職サイトだけでなく、転職エージェントを活用するとよいでしょう。転職エージェントに登録すると、専任のキャリアコンサルタントのカウンセリングや、個別のサポートを受けることができます。自分のこれまでのキャリアを活かして、別な仕事のキャリアチェンジしたり、自分の条件に合った企業を紹介してもらえれば、働きやすい仕事に就きやすくなります。

 転職サイトも、運営会社ごとに得意な業界や職種、エリアが異なりますので、まずはサイト自体のリサーチをして、複数のサイトに登録し、様子を見ることから始めましょう。転職サイトに自分の経歴をアップしておけば、企業からのスカウトが受けられるサービスがあるところがほとんどです。時間を有効活用しながら、条件にあった求人を探すには、最適な方法です。一つでも多くの求人情報を集め、じっくり比較検討したうえで、応募するようにしましょう。

いくつになっても転職できる女性とは?

 女性の中にも、30代・40代になっても、キャリアアップにつながる転職ができるひとがいます。それは、業界や職種の中で、自分の強みを確立し、実績を残してきたひとたちです。同じ業界でキャリアを積むことは、将来の自分の可能性を広げることになりますので、20代のうちから準備しておくよう、意識したいところです。

 また、こうした女性はプレゼン能力が高いという共通項があります。希望の転職を果たすためには、応募する企業に対し、自分を採用するメリットをしっかり伝えなければなりません。自分自身を客観的に見つめ、応募職種や企業とマッチする点をさりげなくアピールできるよう、徹底的に自己分析と企業研究を行っておきましょう。

 また、30歳を超えた場合、夫や恋人などに対し、その後生活の中で協力を仰ぐ必要があるひとと、家事や育児の分担などをお願いすることも必要になるかもしれません。キャリアを積むときには、責任と権限に男女比はありませんから、男性並みに働ける環境を整える努力も必要です。周囲の理解とサポートを受けられるように準備しておけば、転職での大きなPRポイントになります。多角的な視野に立ち、最適な転職は何かを考え、応募するようにしましょう。